ニュースに思うこと

地球規模の天候不良の影響で、
食料の値段が跳ね上がっています。
12ヶ月の価格変動パーセンテージ、
小麦110%、とうもろこし87%、大豆59%、
砂糖22%。 数値で見れば一目瞭然、
相当な価格上昇です。

これは先週のFinancial Timesの記事ですが、
たまたま見つけたわけではなく、今まさに直面
している問題なので、常に話題にあがっています。

さて、今どのくらいの日本人が、危機感をもって
この状況を把握しているでしょうか。

大豆が入手困難になるということは、
豆腐や納豆が高くなるだけではありません。
和食の要、味噌も醤油も大豆でできています。
醤油は小麦も使っています。

とうもろこしは家畜の飼料にも使われています。
とうもろこしも大豆も遺伝子組み換えの代表格。
今後、「遺伝子組み換えでない」という選択肢が
消えるかもしれません。

小麦と砂糖が急騰すれば、今相場600円台の
デパ地下ケーキは一体いくらになるんでしょう?

平和な日本の例を挙げましたが、もうとっくに
死活問題としてこの影響に直面している国が
少なくありません。同じアジアのインドでも!
日本で関心が向く頃には、もう事態の末期
ということが、山のようにあります。

これだけ輸入頼みの国なのに、どうして
みんなが知るべきワールドニュースを
もっときちんと伝えないのでしょうか?
この期に及んで、扱いの小ささに驚きます。

無知の知という言葉がありますが、
自分はなにもわかっちゃいない、
ということをまず知るところから、
重要な情報にアプローチできる糸口が
できるのかなと思います。

マクロの目を持つこと。
BE MACROのコンセプトでもあります。

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