一本のLarabar

午後5時半。
「今日の会食は何時?」
「7時半です。」
「え〜、お腹すいたなぁ・・。」
我慢するよ、と立ち去る姿。

たしかに、私もお腹がすきました。

引き出しには、ハワイでまとめ買いした
最後のLarabarが1本。食〜べちゃおうっと。
私にしては珍しく、一番食べたかった
Apple pie味をとっておいた。

そのLarabarを手にとる。
でも、あの人もお腹すいてるんだよな・・。
私だけこっそり食べる罪悪感。

心の葛藤でLarabarをじっと見つめる。
決めた。

「私、いいもの持ってました。どうぞ!」

大感謝の後、あっという間にたいらげて
「美味しかった!ありがとう!!」と再度のお礼。

よかった。
大人になったな、私。と思えた瞬間でした。

そして心が満たされたせいか、
お腹がすいたことを5分くらい、忘れました。

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